メイドインアビス

・放映年: 2017年(第1期)、2022年(第2期「烈日の黄金郷」)
・制作会社: キネマシトラス
・監督: 小島正幸 脚本: 倉田英之

・メインキャラクター5名(声優)
リコ(富田美憂)
レグ(伊瀬茉莉也)
ナナチ(井澤詩織)
メイニャ(原奈津子)
ファプタ(久野美咲)

あらすじ


人類最後の秘境と呼ばれる巨大な縦穴「アビス」。
その世界で、12歳の孤児リコは探窟家になることを夢見ている。

リコの母ライザは伝説的な白笛探窟家で、彼女は母の行方を知りたいと強く願っていた。

ある日、深界一層に潜ったリコは、機能停止中の少年型ロボットを発見する。
電気を通すと突然目覚めたそのロボットに、リコは「レグ」と名付け、孤児院に匿う。

レグは記憶を失っているが、リコは彼が母ライザの手がかりになると確信する。

アビスには独自の生態系と危険な生物が存在し、深く潜れば潜るほど地上への帰還が困難になる「上昇負荷」という呪いがある。

それでもリコとレグは、母を探すため、知恵と勇気を振り絞り未踏の深淵を目指す。深界二層で出会ったナナチという獣人と共に、彼らの壮大な冒険が始まるのだ。

冒頭


物語は、リコが探窟中に仲間のナットが巨大な蛇「ベニクチナワ」に襲われるシーンから始まる。

リコは機転を利かせて危機を脱するが、すぐに自分も危険に晒される。

そんな日常の中で、リコは常にアビスへの憧れを抱いていた。

孤児院で暮らすリコは、伝説的探窟家の娘として、アビスを探検することへの情熱に満ちている。深界一層で偶然発見した謎のロボット・レグとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。

見どころ


この作品の最大の魅力は、可愛らしいキャラクターデザインとは裏腹に、衝撃的で深遠な世界観だ。

アビスの生態系の緻密な設定、キャラクターたちの成長、そして予想外の展開が見る者を魅了する。

特に、リコとレグの絆、ナナチの悲痛な過去、そして探窟家たちの運命が絡み合いながら紡がれていく物語の深さは圧巻。

Kevin Penkinの音楽も世界観を見事に彩っている。

可愛さとグロテスク、ファンタジーとサバイバル、冒険と成長。
一見相反する要素が見事に融合し、独特の魅力を放つ作品となっている。

単なるダークファンタジーを超えた、人間の本質に迫る深遠な物語が、視聴者を引き込んでいくんだ。

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